ドラクエ11とは


『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』(ドラゴンクエスト イレブン すぎさりしときをもとめて)は、スクウェア・エニックスによるロールプレイングゲーム(JRPG)。ドラゴンクエストシリーズの11作目。略称は『ドラクエXI』、『ドラクエ11』、『DQXI』など。

  1. 概要
  2. 過ぎ去りし時を求めて
  3. PS4版、3DS版で同じ部分・違う部分について
  4. 登場人物(キャラクター)
  5. ストーリー(プロローグ)
  6. 舞台
  7. バトル
  8. 呪文・特技とスキルパネル
  9. ゾーン・れんけい
  10. その他

概要

2015年7月28日の「ドラゴンクエスト新作発表会」にて正式発表されたドラゴンクエストシリーズのナンバリングタイトル第11作目。対応プラットフォームはPlayStation 4・ニンテンドー3DS・ニンテンドー スイッチで、PlayStation 4・ニンテンドー3DS版が2017年7月29日に同時発売となる。
これまでのドラゴンクエストシリーズのナンバリングタイトルでも、リメイクなどで、任天堂製ハードウェア(ニンテンドーDSなど)やソニー・インタラクティブエンタテインメント製のハードウェア(プレイステーションなど)、iPhoneやAndroidスマートフォン、Windowsパソコンなどのマルチプラットフォームで発売されていたが、シリーズで初めて発売当初から複数プラットフォームでの同時発売となる。堀井によると、最初はPS4で開発を初めたが、より多くの人に遊んでもらうために3DSでも、という話になった。

前作『ドラゴンクエストX オンライン』はネットワーク接続が必須のMMORPGだったが、本作は『I』から『IX』までと同様のスタンドアローンのRPGとなる。

シナリオ及びゲームデザインは堀井雄二が担当。
”追われる勇者”というシリーズで初の設定になっている。『DQ10』までがひとくくりでまた何かが始まる”新しい勇者”みたいなものにしたかったことから、そのような設定になったという。また、ロゴのバックのドラゴンは初代『ドラゴンクエスト』のタイトルロゴの反転したものになっているが、これは原点回帰を掲げたものである、としている。

作曲はすぎやまこういちが担当。
シリーズでおなじみの「序曲」はイントロが『I』から『III』で使用されたもののアレンジバージョンとなっている。「ドラゴンクエストは『DQ10』までで一区切りで、『DQ11』がまた新しいスタートになるから全部新しい曲にしますので」と堀井から言われ、基本的な曲はすべて新曲となっている。

キャラクターデザインとパッケージイラストは鳥山明が担当。
一番初めに鳥山のところに発注にいったが、このとき(発売から以上2年前)には”追われる勇者”という設定は決まっていた。一度追われている感じでボロボロに描いたらボツになり、最終的に今の「ちょっと真面目で地味な感じ」になったという。2度目に上がってきたのが現在の主人公の絵。


過ぎ去りし時を求めて

サブタイトル『過ぎ去りし時を求めて』はシリーズ30周年ということで、30周年の思いを込めたことと、物語が時を絡めたものになるため決定したとのこと。


PS4版、3DS版で同じ部分・違う部分について

PS4版と3DS版のそれぞれの特徴について。


PS4版と3DS版で同じ部分について

基本的には見た目以外はほとんど同じで、ハードウェア固有の機能による部分(グラフィックの美麗さ、すれちがい通信など)が異なっていると思われる。少なくとも以下はPS4版と3DS版で同じ。


PlayStation 4版の特徴


ニンテンドー3DS版


登場人物(キャラクター)

プレイアブルキャラクターとしては、主人公、カミュ、セーニャ、ベロニカ、シルビア、マルティナ、ロウの7名。
詳しくはキャラクター参照。


ストーリー(プロローグ)

辺境の村に育ち、16歳を迎えた主人公は、その誕生日の日に自分がかつて世界を救った「勇者」の生まれ変わりであると伝えられる。勇者とは何か? その答えを知るためデルカダール王国へと旅立つことになる。

大国・デルカダールにたどり着いた主人公は、王に謁見し、勇者について尋ねると・・・耳を疑うような言葉が帰ってきた。なんと勇者は悪魔の子だというのだ。主人公は”追われる勇者”となる。

そして 勇者は 悪魔の子と呼ばれた!!


舞台

ドラクエ11の舞台は「ロトゼタシア」という世界で、命の大樹によって生み出されたとされている。

フィールド

ロトゼタシアの各地には、草原や山、砂浜などの地形がある。おそらく、旧シリーズを踏襲したものになっていると思われる。


旧シリーズと同様、情報をあつめたり、クエストを受注したり、武器屋で買い物したりなどができる。


ダンジョン

旧シリーズと同様、洞窟や遺跡、塔など、バリエーション豊富なダンジョンが点在している。


その他

キラキラしているモンスターを倒すと、乗り物として利用できる。モンスターに乗ると、通常とは違う移動ができる。例えば以下の通り。


バトル

ドラクエ10はリアルタイム式だったが、ドラクエ11はドラクエ9までと同様の非リアルタイムのコマンド選択式になる。機種ごとに2つずつ、合計4種類のスタイルが存在する。
2Dモード以外のシンボルエンカウント方式では、ドラクエ9・10と同様、魔物が気づくとこちらを追いかけてくる方式だが、うまく近づいてボタンを押せば「!」が出て後戦闘に突入となり、コマンド選択前に少しダメージを与えられるシステムが追加されている。

PS4版

オートカメラバトル
カメラが自動的にキャラクターを追従する、ドラクエ9のような方式。キャラごとの迫力あるアクションを楽しめる。
フリー移動バトル
戦闘中自由に動き回れるモード。カメラの視点も自キャラを中心に動かすことができる。ドラクエ10のような相撲システムは無い。

3DS版

3Dモード
画面上の並びは3DSリメイク版ドラクエ8のような感じ。モンスターが画面奥、味方が画面手前に並ぶ。
2Dモード
ドラクエ5のようにドット絵で再現されるモード。呪文や特技のエフェクトも表示される。モンスターのアクションは無い。

呪文・特技とスキルパネル

呪文と特技(とくぎ)の仕組みについては旧来のシリーズを引き継いでいるかたちになっている。
呪文はレベルアップによる習得と、スキルパネルによる習得の2パターンがある。特技は基本的にスキルパネルによる習得となる。

スキルパネル

特技(スキル)や呪文習得の新方式。

ドラクエ8から導入されたスキルポイント形式は、キャラクターあるいは職業ごとにスキルがあり、それぞれのスキルにポイントを振っていけば順番に新しいスキルを覚えていく、というかたちになっていた。
例えば「片手剣スキル」では、スキルポイントを10振れば〔かえん斬り〕を覚え、さらに10(合計20)振れば〔はやぶさ斬り〕を覚え…というかたちであった。

DQ11ではそのような一本道ではなく、各キャラごとにスキルパネルというスキル習得の板があり、隣り合う各マスを順番に開放していくかたちになった。極めて端的に言えばFF12のライセンスボードを六角形にしたもの。
各キャラのスキルパネルについてはキャラクターページを参照。


ゾーン・れんけい

ドラクエ11から「ゾーン」という要素が登場した。ドラクエ10の「必殺」と「チャンス」のようなものと思われる。

戦闘中に攻撃を受ける等すると、その後に「カミュは ゾーンに はいった!」というメッセージが表示されてゾーンに入る。ゾーンに入ると「れんけい」というコマンドが追加される。複数キャラクターがゾーンに入ると強力な連携技を使うことができる。

主人公+カミュ
はやぶさのまい
マルティナ+ロウ
魔闘演舞
主人公+主人公+ロウ
ローズハリケーン
パーティー全員
ギガバースト

その他

その他、ドラクエ11の特徴的なシステムについて。

セーブデータ

ドラクエ9と異なり、セーブデータは3つ作成することができる
また、3DS版は中断セーブ機能があり、教会以外の場所でも冒険を中断することができる。

しばりプレイ

今回はシステム側で「しばりプレイ」が4つ準備されている。くわしくはこちら
しばりプレイをしたからといって特に特典は無いが、すれちがい通信ではしばりプレイしていることが表示されるとのこと。


ふっかつのじゅもん

ファミコン版ドラクエとドラクエ2に採用されていた「ふっかつのじゅもん」システムが復活する。いわゆるセーブ機能の代替システム。



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